ババシャツとドS先輩【磨く、駆ける、時々すべる〜ホテル客室清掃記録〜vol.4】

過去投稿分(2016年12月~2023年12月)
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【磨く、駆ける、時々すべる〜ホテル客室清掃記録〜】について
このシリーズでは、私がホテルの客室清掃として働いていた体験を綴っていきます。
とはいえ、設定はちょっと変えて書きます。仕事のことを書きますが、誰かを誹謗中傷することや、当時お世話になった人たちに迷惑をかけることは目指すところではないので。
書き始める、というか再開するにいたった(かなりゆるい)いきさつはこちら。

 

404 NOT FOUND | おもちゃのこづち

 

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そして、偉そうにホテル客室清掃記録などと書いておりますが、私自身は客室清掃の腕がちっとも上達しない人間でした。

メインで清掃に当たる人はほとんどがパートの女性で、完全歩合制なので速く綺麗に清掃を終わらせられる人が優秀な人と見なされます。私は綺麗はなんとかできるけど、「速く」がちっともできなかったのです。

清掃員として優れていたわけではない上に、この記事は私の主観120パーセント。しかも私は思い込みが激しい。
幼い頃、近所で行われる餅つき大会のちらしに書かれていた「おもちふうせん」を楽しみにしていたのに、実際は「おもち」と「ふうせん」が出てきて残念すぎて寝込みました。

そこで、友人のドS先輩に記事内容のツッコミをもらうことにしました。清掃が速くて経験豊富なので、偏った私の解釈にバランスを持たせてくれんじゃないかと。

今回はそのドS先輩について。

私はたまに昼の客室清掃のあとで他の場所でも清掃をしていました。社員さんが帰社したあとの広いフロアを端から端まで一斉に掃除機がけするのです。
大きな場所でも掃除機をかけられるように業務用のものはコードが特別長い。二人くらいで手分けするのですが、私はこちらもあまり速くない。

そのフロアの掃除機がけの仕事を監督していたのが、ドS先輩。今でこそ友達ですが、客室清掃の仕事をしていた時は仕事の時に顔を合わせる程度です。

それは仕事を逃げるように辞めてからまもない頃。「○○(掃除機がけをした会社)に肌着を忘れているよ。預かっているから都合のいい時に取りにおいで」(意訳)

いくらなんでも私が肌着を職場に忘れるわけがない。


これはきっとなにかの陰謀だ。

その頃、退職したことが大きなダメージとなっており、素直に会社側の人間であるドS先輩の言葉を信じられませんでした。


これはきっとなにかの陰謀にちがいない。

でもよくよく聞いてみると、ベージュの下着を忘れているとパートに入った人が管理者であるドS先輩に渡したらしいのです。

薄地の下着。

ベージュの下着?


ユニ○ロのヒー○テック!

あろうことか、ヒー○テックを私は清掃に入った会社に忘れてきたのです。そして忘れていたことすら気づいてませんでした。

こうしてユ○クロのヒート○ックを返してもらいにいったものの、魔の陰謀論をまだ信じていた私は、受け取ってお礼だけいうとそそくさと退散したのでした。

清掃の仕事をやめてからしばらく経って、ヒートテッ○を返してもらってからも時間が経った時。

「本当にヒートテッ○を返してくれようとしただけだったんだ」

ようやく気持ちが落ち着いて、冷静になった私は改めてドS先輩にお礼をしたのでした。それがきっかけでなんだかんだしようもないことばかり言い合う友達になっていったのです。

が、ヒートテッ○を忘れたことを今だにネタとして使われており、ババシャツを忘れた変な人と何回言われてんだかわかりません。


ババシャツじゃねぇ!○ートテックだっ!

この記事の冒頭で”当時お世話になった人たちに迷惑をかけることは目指すところではないので”と書いたんですが、実際は今回のためにほぼ強制的に(?)ツッコミをお願いしたのであります。すでに初めから迷惑をかけております。それでも「好きにしなさい」と引き受けてくれてありがたいと思ってます。

と、いうことでもしよろしければふらりと思い出した時にお立ち寄りくださいませ。

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