おひさしぶりの参考書

過去投稿分(2016年12月~2023年12月)
この記事は約2分で読めます。

ある本屋さんで芸術書を探した折にどうしても見つからなかった。検索機で示された場所には高校受験日本史の参考書が並ぶ。芸術には長い歴史があるから間違っちゃあいないよ。しかし、案の定お目当ての本はみつからない。

参考書の棚なんてすっかりご無沙汰していたけど、英語の棚に「基礎英文法問題精講」が並んでいた。調べると今月に4版が出るという。約16年ぶり3回目の大改訂で、初版は1985年だから36年の大ベストセラーだ。

参考書業界の事情はわからないけど、新しい参考書は常に発売されているはずだし、その中でずっと愛用され続けるものはどう違うんだろう。

私が使った時は見やすくて説明がわかりやすく量もほどよかった。繰り返して使いやすいから、浮気もたくさんしたけど、結局戻ってきた。派手さはないけどしっかり抑えるところを抑えてある。安心できるし、時流に応じて今の読者に沿った内容に進化させているから信頼もできる。

最近は人と会えないわりに受け取る情報が多い。ニュースは常に更新され、SNSのタイムラインは常に流れてゆく。そこに仕事や生活も加わる。ロングセラーの情報=保存して何回でも読みたくなる情報とは、どんなものになるだろう。

・気を引くけど派手ではない(扇情的ではない)
・時間ができた時に読みたくなるような深み(よく調べた丁寧な情報)
・少なすぎず多すぎでもない量
・常に更新され続けている(時流・必要とする人のニーズに沿っている)

書籍と情報は違うかもしれないけれど、こういうことがいえるかもしれない。地味ながら難しくもあり、そして大事なことと思う。多くの人が発信者となる時代であるし、自分もまたそうなので心したいと思う。

探し求めていた芸術の本はなかなかな値段で、すぐに手は出せない。でも実物を見たらやっぱり欲しい。狙いだけは定めました。

(近況)
風にあおられながらも桜が咲いています。綺麗だなあ。

画像1

画像2

画像3

コメント

タイトルとURLをコピーしました