【磨く、駆ける、時々すべる〜ホテル客室清掃記録〜】について
このシリーズでは、私がホテルの客室清掃として働いていた体験を綴っていきます。
とはいえ、設定はちょっと変えて書きます。仕事のことを書きますが、誰かを誹謗中傷することや、当時お世話になった人たちに迷惑をかけることは目指すところではないので。
前回までの話はこちら。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ホテルで働く側の人間も土地でちがう
ホテルで働いていた当時は神奈川に住み、千葉と東京もしくは千葉と神奈川の二箇所のホテルで働いていた。メインは千葉である。東京と神奈川はその時の事情による。朝から千葉に行き、事務所関係の仕事もして16時すぎには上がり、着替えて東京もしくは神奈川に行き着替えてまた清掃する。
夕方、千葉から東京や神奈川に向かう計算だと、ちょうど東京から千葉方面へ向かって帰宅する人たちの流れと真逆になる。そして東京のホテルでも着替えて掃除をする時間は決まっているので、移動時間を夕飯を食べる時間が取れない。移動しながらパンを食べる。
東京でも神奈川でも一番怖いのは終電に間に合わず家に帰れないこと。清掃にはいつも終わらせる時間の目安があるけど、それに加えて終電のリミットがあるので、よくわからない締め切りパラダイスである。
自宅の最寄駅につく頃には日付は変わっているし、やっぱりお腹がすくのでマックフライポテトLとか食べてた。朝になったら近くの6時から空いている弁当屋でおにぎりを買って電車に飛び乗る。その繰り返し。
疲れすぎて休みは体力回復が精一杯という感じだった。
その働き方だともたないよとなんども繰り返し忠告してくれた友人やお世話になった人がいたけど、渦中の私は実はそれすら考える余裕がない。今の生活があたりまえのように考えていた。
忙しすぎる、締め切りパラダイスはよろしくないなと今ならわかるけど、どつぼにはまっている時はわからないもんなんですね。
夜中にマックフライポテトLとか食べてるくせに、消費が摂取を上まわっていたためどんどん痩せていき、体重が最大で10キロ以上も減ってしまった。
コロナともろもろで体重が増量した今では減らすことに心を砕いている。まぁ、太ったから痩せようとか思えることも、平和といったら平和なんだなあと思える次第です。
コメント