焦がれる世界に生きる

過去投稿分(2016年12月~2023年12月)
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応募なんかしないぞ!
そう思っていた。
月刊少年サンデー、買わないぞ!
そう決めたはずだった。
全員応募サービス「高橋留美子ヒロイン大判トランプ」
ダメだ、やっぱり欲しいっ!
レジに月刊少年サンデーを持っていく私がおりました。
久々の更新は、趣味丸出しで参ります。
リアルタイムでらんま1/2を読んでいた世代として。
やはり忘れられません!高橋留美子先生!

わわわ、恥ずかしい!!
昔、好きだった人に久々に会うような気持ち。

それくらい、当時はらんま1/2が大好きだった。
らんま1/2は主人公の乱馬くんがヒロインのあかねちゃんと許嫁同士として出会うところから始まる。
女の子の読者を意識して書いたというくらいで、ラブコメ要素の強い格闘ギャグ漫画なのです。

乱馬くん、沢山の女の子に狙われまくります(時には命も)。
小学生の時も中学生の時も帰宅部だった私は、乱馬くんとあかねちゃんの恋の行くえに夢中だった。

恋の行くえとはいえ、そこは少年漫画です。
水をかぶると女の子になる乱馬くんは年中裸になるし、格闘道場の娘のあかねちゃんもいつも乱馬君をどつきまわす。

裸も胸も抵抗なかったのはやはり自分が女の子だったからだろうか?
男性とはこの作品について語る機会は今までなかったけれど、ちょっとそこらへんは聞いてみたいところです。

いつも少年サンデーの発売日の水曜日になると自転車でちょっと人気の少ない団地の書店に行ったなあ。
コンビニで同級生に鉢合わせしたくなかったのです。
とんだ内気な学生でした。
「今週はどうなるんだろう、どうなるんだろう」
頭の中は英語や数学の代わりに漫画の続きでいっぱいだった。

現実には学生生活はどうも馴染めるものじゃなかったし、好きな人も何もなかったけれど。
それでも、当時の私はらんま1/2の世界に焦がれていた。
焦がれるものがあるって大切ですね。

また、あの時のように、焦がれて生活していきたいと思う日々です。
毎週、雑誌の発売日を今か今かと待ち受けていたように、自分の生活している世界を丁寧に感じ取っていきたい。
仕事に押されてしまうと見逃しがちになるけれど、そこをぐっとこらえて顔を上げてみる。

そこには違う景色が見える。

夕方のビルのはるか向こうに見える東京タワーや、お堀の底に見える藻、群青色に変わっていく空。

今日も発見に満ち満ちて参りましょう。

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