ヨシダナギさんの著者を読んだ。
彼女はフォトグラファーで、世界の少数民族や原住民を彼らと同じ格好で撮影する女性だった。当然被写体が裸族の時もだ。
あんまりテレビを見ないので知らなかったのだけれど(ごめんなさい)、彼女の書籍で印象に残ったのは、自分はできることが圧倒的に少ないので、人に拾ってもらわないと生きていけないと書いていたことだった。
思えば私にも努力すればなんとかなる、みたいな精神主義があった。
頑張ればなんとか、耐えればなんとか、何も言わなければなんとかなる。と思ってなんとかしようとしてきたところもわずかだけど、ある。わずかだけど。
でも、今まで生きてきて受け入れざるを得ないことは、どれほど頑張ろうとできないことはできない。
できるようになったとしても、苦手なことやうまくないことは元から能力値がマイナス10くらいなので、できるようになってもマイナス5くらい。
つまり、最初から得意、もしくはちょっと頑張ればできる人と比べるとコスパが非常に悪いということだった。
なにも私もヨシダナギさんみたいになれるんっ🎶とか言いいたいのではありません。シャッターは切れても、裸族と同じ格好をして撮影する前衛的なことは真似できませぬ。能天気ですがそこまであほうではありません。
だからどこかでうらやましかった。苦手なことだったり、はじめてのことでもできるようになってしまう彼や彼女たちが。(もちろん裏の努力あってのことだけど)
同じ理屈で私は前にホテルの客室清掃をしていたことがあったのだけれだ、何ヶ月経っても半年経っても一年経ってもちっともうまくならなかった。これは今でも実はくやしい。
だけど、色々できる人が楽なのかというと、それも違っている。
能力によって人や社会の役に立てる。でもそれゆえに理不尽なやっかみや嫉妬を受けたりする。
心ない言葉をかけられてもまったく気にならない人、というのはものすごく少数派じゃないだろうか。
生きるってややこしいなあ。
だからこそ、ややこしさを抱えた人と人が出会ったときに、生まれるものが面白いのかもしれない。
振りかえって自分のことで言えば。
適用できる範囲がものすごくせまい上に、かなりマニアックなところで、オラオラと笑顔で攻めていくしかないらしい。
そう、ゆるーく笑顔で人とつきあっていきたいもんです。
もうすぐ5月。
オラオラと可愛らしく(爆)いこうともくろんでます。
みなさんも良いGWを🍀