雨、雨、雨でちっとも外出する気にならない。斜めぶりではさすがにウォーキングにも行けずうつうつとする。予定を変更して、大幅に身の回りを整理して過ごす。
家で活動することが多くなるので、この際と思い、自分の使い易いように大幅に部屋を変えた。家のどこで作業をするのか曖昧だったので、場所も定まり新しい気持ちに。環境って大事。
若おかみは小学生がEテレで放送していたので、ちらっと観る。公開当時はSNSで話題になっていて、監督は高坂希太郎さんが担われている作品。個人的には絵柄に抵抗があり、とうとう観に行けずじまいになっていた物語だった。ネタばれはしないけど、クライマックスのエピソードは大人でもかなりきつい。すこししか観なかったけど、実際には段々絵柄にも慣れていくとわかったので、今度は通しで観てみよう。
若おかみは主人公のおっこちゃんが成長していく物語なんだけど、ひとりの人間が成長していく物語でやらかしてしまったものがある。
赤毛のアンのシリーズ。主人公である、アン・シャーリーの成長物語。カナダはプリンスエドワード島のグリーンゲイブルスに住むマリラ兄妹に引き取られて、アンが成長していくのだけど、出会いとしては新潮文庫で読むよりも、アニメで観た方時期の方が早かった。
多感な時期をすぎてからの初読になり、新潮社から出ているシリーズものの終わりの方の巻を一番はじめに読んでしまった。何を考えていたのだろう、ほんとうに。
冒頭で「リウマチではないと思うが、くるぶしが痛むんですの」と話すブライス夫人(アン)の印象がその後も強く残り、後に1巻から読み始めるたびに変な枕言葉がつくようになってしまった。
(くるぶしが痛むブライス夫人の若い頃は)マシュウやマリラと出会い、輝く湖沼に胸を踊らせていたんだ。(寡黙に新聞に目を通すギルバート・ブライスの若い頃は)こんなにおどけていたんだ。こうなるともう成長譚というより、回顧録視点の読み方に!!
全世界にいるアンの物語を敬愛する方たちの前では、決して言えません。後ろめたさを感じつつ、シリーズものはちゃんと最初から読もうと学んだ次第でございます。