三日坊主にすらならない、このヘタレさよ‼️
GWあたりのうろちょろしたことを書いてみる。
5月4日は、人生初の一般参賀に参加。
ああ、自分が向き合っているのは歴史なのねえ!!という極めてミーハーな気持ちで参加を決める。一般参賀自体はNHKのニュースぐらいでしか見たことがない。
朝7時半に東京駅に着いた。東京駅はすでにトイレからして長蛇の列。女性より回転が速いはずの男性トイレですら並んでいるからどれだけ人が多いのかというもの。
警官の誘導は実に巧みで素早かった。コミケでみるブロックごとの移動でひたすら並んで待つ。
ワンくんも働いてる!
日差しは5月とは思えないほど強い。並んでいる間に具合が悪くなった方たちもいて、ベテランだと簡易椅子を用意して休みを取ってる。
前の年輩のご婦人に濃厚ミルクのキャンディをもらう。ありがとうございます!
10時の回は入れず。それでもようやく中に入る。
いきなり一年分の人をみた気がする。人がね。多いってばさ。
左右に設置されたモニター。私の身長は161センチ。周りの私より背の高い人も背伸びする、腕を伸ばしてスマホを構える、旗をふる。なにも見えません。同じく背伸びして腕を伸ばしてこの画。モニターでかろうじて確認できる程度だけど、それすら写真を見て初めて気づいたよ。
今回のハイライトはなんといってもDJポリス!
写真では見えないけど、丁度ベランダの正面に警察の詰所が置かれていて、そこでは全体を見渡す警官が。
皇居なので皇宮護衛官かもしれない。ただ、警察も誘導していたから、本当はどちらなのかわからない。
それはお出ましが終わり、参加者が帰ろうと一斉に同じ方向に進み始めた時だった。
(入り口には戻らず、それぞれ駅がある方向の門から帰る)
DJポリス「みなさま。
ちょうど私から見て正面におられるみなさま。
なかなか前に進まないなぁとお思いでしょうか。」
DJポリス、ここで間を置く。
いきなりのアナウンスに意表をつかれ参加者から笑いが漏れる。
DJポリス「左側をご覧ください。」
参加者、誘導されて左側をみる。
DJポリス「みなさま。
左側はこのように比較的空いており、進むことができます。
どうぞ左側に広がって進んでください。
本日はまことにお疲れ様でした。
くれぐれもお気をつけてお帰りください。」
若干違うかもしれないが、こんなニュアンスのことをアナウンスするDJポリス。
参加者より拍手が起きる。
巧みな誘導。丁寧なアナウンス。混乱もなくブロックごとに移動させる手際の良さ。
プロはすごい。
「駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」という言葉がある。それをそのまま表したような一般参賀だった。
ここでは同じ人間でありながら身分や階級に差があるという意味合いではなく、
某缶コーヒーのキャッチコピーのごとく、「世界は誰かの仕事でできている」という意味で使いたい。
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5月5日は山梨にお墓まいりにゆく。
山梨といえば信玄餅。
私の昔からの味は桔梗屋だけど、金精軒が攻めの新作を投入。
新商品生信玄餅を甲府駅構内でも外でも猛アピールしていた。餅菓子に目がないのでお土産に欲しかったけど、伊勢赤福(とても美味しいあんころ餅のお菓子。)と同じく日持ちがしないので、しぶしぶ諦める。
桔梗屋は桔梗屋で自社で工場見学とアウトレット(?)信玄餅の詰め合わせイベントを定期開催している。
信玄餅界(?)では今も川中島の戦いが繰り広げられている。美味しい餅菓子が食べられるのはとても幸せだ。
両方とも商売繁盛して、これからも信玄餅をじゃんじゃん広めて欲しい。
今も変わらぬ信玄公の銅像。
塩山駅の近くではゆったりした姿が見られます。
お墓まいりは午前中に済ませ、今回は観光がてらに富士山の麓にあるという神社によってみることに。
が。
普通電車が30分に1本しか運行していない。
乗りたい高尾行きの電車はまだまだこない。
ようやく、神社の最寄駅である大月に到着する。あとは富士急行バスに乗って富士山(バス停名)に10分ほどで着くはず。
だった。
富士急行バスを探したが、見当たらない。駅員さんに聞く。
富士急行、バスじゃなくて鉄道だった!!!!
しかも大月駅から最寄駅の富士山駅まで約50分かかるという。
行こうと思っていた神社の社務所が開いているのは16時までである。
大月から富士急行列車に乗って富士山駅に向けて出発した時、時刻はすでに14時53分を回っていた。
アウトォオオ!!!
急遽予定を変更する。もう立派な各駅停車の旅である。いやもう粗忽なだけか。
調べると近くに17時まで社務所の空いている北口冨士浅間神社がある。
確か両親と兄弟が行ったことのあるとことだったので、行き先をそちらに変更した。
富士山駅からがたごとバスに揺られる。目の前には富士山!!
北口冨士浅間神社。杉並木と石灯籠が連なっている参道はとても清々しかった。
各駅停車の旅はまだ続く。最寄駅までのバスが来るまで30分以上かかることがわかったので、
約1.2キロの帰り道を歩く。天気は気持ち良い五月晴れで、雲をまとわない富士山がよく見える。
とても雄大で美しい。
富士山駅までようやく戻ってきたものの、日も暮れかけて夜が迫っていた。
さすがにまた大月まで50分かけてもどり、そこから各駅停車で帰る気力が湧かなかった。
どうしよう、と思ったけど、丁度富士山駅からは渋谷、品川、東京駅へ行く高速バスが出ていた。
東京駅行きは予約でいっぱいだったけど、品川駅経由の羽田空港行きリムジンバスなら空きがあるという。
君に決めた!!
各駅停車の旅から高速バスの旅へ。
バスから見た夕暮れの富士山。美しい。
こうして、2019年のGWは終わった。
4日には世の中がとてもたくさんの人で回っているという横の壮大な世界。祖母も祖父も先祖もいて私まで繋がっている縦の世界。そして雄大な姿の富士山。2日に渡って横と縦とその中にいる自分の立ち位置を再発見した気分になった。
あんまりにも圧倒的に聳え立つ壮大なものは、人を謙虚な気持ちにさせてくれる。いつも心に留めておきたい。
さあ、次の大型連休はどうやってすごそうかな?
みなさんはどんなGWすごしましたか?
ゆるーくまいりましょう♬