おおっ!日記だというのに、2日すら続いていない!がーん!
昨日はイベント疲れなのか帰宅してから寝落ちしました。深夜の妄想湯治は現実にならなかったけれど、しつこく想い続けよう。湯治。湯治。湯治。この冬中には決行したいぞ。
今回はこぼれ話です。
イベントではとっても素敵な先輩にも挨拶できました。ご自分で革小物のブランドを立ち上げて、1人で経営されている方なんですね。
ご本人はスイーツが大好きなので、扱っている革小物も革に箔を重ねてチョコレートやワッフルを象ったアイテムです。
天然の革というのは生き物の皮が元ですから、非常に繊細です。鞣しても一枚一枚出来栄えが違ってくる。商品の元になる革が出来上がるまでどんな風になるかわからない。だから毎回どきどきだし、染色するにしても毎度出来上がりが違う。非常にこだわり抜いて仕事をされています。
私は彼女が正月にインスタグラムにアップしたガンダムカフェの写真についてどうしても聞きたかった。
機動戦士ガンダムをテーマにしたカフェが秋葉原にあるそうなんですが、先輩は2011年にオープンして以来、毎年パートナーとガンダムカフェ詣に行くそうなんですよ。
ピザにも「あえて言おうピザであると」とか、ガンダムのキャラクターのセリフがイラストともに描いてあって凝ってます。
特に正月セットには限定のガンダムお猪口がついてくるそうで、今は2019年だから、少なくとも自宅には9個のガンダムお猪口があり、パートナーも同じものを毎年注文しているなら18個あることになる。
何故それほどの情熱をガンダムに注ぎ続けられるのか?(ちなみに去年インフルエンザに罹患した時に友人に教えてもらった起動武闘伝ガンダムは忘れても大丈夫な作品だそうです。話す人、仲良くなる人は大抵基礎知識を持っています。なんなの?ガンダムは一般教養なの??)そしてそれを堂々とインスタグラムで開示できるのか。
「惰性です」
惰性!惰性で情熱を注ぎ続けられるものなのか?かき立てられる疑問。
なんでこんなにこだわるのか。というのも、私自身中学生くらいまでずっと絵やら漫画を描いていたけれど、周りの目を気にするようになって途中でやめてしまったという昔話があるからです。
「とっても大好きだったことを周りのことを気にしすぎて手放してしまった」
今はもう絵も漫画を描くこともなくなりましたが、その思いだけがずっと残っている。さてどうしたら良いものか。あまりに仕様のない無念のようなものなので、中々言えないことなのですが、その事を先輩に聞いてみたいと思いつきました。
「多少潮のように引かれることを承知で(オタクだと思っている自分の好みを)相手に話し、向こうの反応を見て、出し方を工夫することです。自分の好きなものを中途半端でやめてしまうより、潮干狩りのアサリ掘りのように掘って掘って底まで行くと自分よりもっと上の人に会えます」
深い!
うわぁ、大好き!こういう堂々としたこだわりかた!
「それに」
そして2次会に集まってどんちゃん騒ぎしている周りのメンバーを見ながら。
「そもそも、こういうモノを作っている人たちなんてみんな同じようなもんです。いわばオタクです」
ああああ!
そもそもどこまでも自分の好きなことを突き詰める。そういうオタク気質がなきゃいいものなんて作れるわけがない。
まさに目から鱗。
ありがとう先輩。先輩はやっぱり素敵。
なにが素敵って自分自身にも、人にも、真っ直ぐに生きる人は痺れてしまう。
絵を描かなくなったことの無念。そしてそこから重ねた経験。それらがあるからこそできる、深掘り。
アサリ掘りのように。潮が引くように周りから引かれることも覚悟して。自分自身に正直にオタクの道を深掘りして突き進もう。
そう思い至った1月後半です。よろしくおつきあいください。