それは昨日のこと。
朝から背中に激痛が走る。
試しに恐る恐る前かがみになっていた背筋を伸ばそうとするとやはり痛い。
やってしまった。ギックリ腰だ。
ロキソプロフェンNa錠、エペリゾン塩酸塩錠、レバミピド錠、ロキソプロフェンナトリウムテープ。
救急リュックを探すと去年通院した時の薬がそのまま残っていた。
医学はまったく門外漢だけど、ロキソプロフェンNa錠とロキソプロフェンテープは役割は同じで錠剤かテープかの違い、内科か外科かの違いということなんだろうか。役割がひとつなら、一種類の処方でよくないだろうか。薬の名前、登場人物に使えないだろうか。もはや、関係のないことに考えが及ぶ。
去年の薬がそのまま残っていたのは、去年もまったく同じ症状を起こしていたから。
私の場合は幹部が腰ではなく、肩甲骨の下あたりになるので、ギックリ背中と名付けている。
痛みがどうにも収まらず、一度目覚めたら午後になっていた。次に目覚めたら夜。 そして今度目覚めたら早朝になっていた。どこまでも眠れる。私なまけものの子孫なんじゃないだろうか。
ネットなどで調べるとギックリ腰の以前の治療方法はとにかく体を休めるだったけれど、今は変わってきているとのこと。初日は患部を冷やして安静にして体を温める行動を控える(体を温めると痛み物質が体内で広がってしまうため)。もちろん症状の軽重によるけど、2〜3日以降は、なるべく普段どおりに体を動かした方が、安静にし続けるよりも回復が早い。
これは母親が入院していた時もそうだった。膝を曲げて上下する簡単なストレッチながらも、手術してから大して日数が経たないうちにリハビリが始まっていた。安静にし続けるよりも、体が本来の機能を回復できるように促した方が退院もはやくなるという考え方だった。
人の体は自分で回復する意思を持っている。
医療や体についてはいろんな考え方があると思う。それはそれで各個人の自由だ。だから、これは悪魔で私個人の考えだ。
熱が出るのも、背中が痛いのも、辛いは辛い。辛いことはなるべく避けられたらとは思う。でも、体が不具合を起こすのはあきらかになにかのサインなので、そこは薬でなかったことにするんじゃなくて、きちんと原因と向き合いたいと思う。
そして私の背中は「座ってばかりいないで運動しろ!」と語っている。はい。すみません。
健康は宝物。良い一日を!