正直に、一回一回。

過去投稿分(2016年12月~2023年12月)
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山田ズーニーさんの大人の小論文教室。を読んだ。

文章を大事にするとは、

正直であること。
そして、一回一回だ。

 

おとなの小論文教室。Lesson885 文章と相思相愛より 

 

この言葉がものすごく心に刺さって来た。

 

じゃあ、私にとっての文章の正直なスタートってどこなんだろう。

そう考えた。

 

「こんな物語を書けたらな」

 

そう思ったのは萩原規子さんの「勾玉」シリーズを読んだ時から。

 

勾玉シリーズは古代の日本をモチーフにした和風ファンタジーで、あっという間に引き込まれてしまった。

 

ほそぼそながらも本は読んできたはずなのに、その本の引き込まれ具合はすごいものだった。

 

物語の世界に入り込む心地よさも、没頭できる不思議さも、絢爛豪華な言葉の世界の感覚も忘れていない。きちんと自分の中の宝箱のようなところに今も在り続けている。

 

そこから11年。

 

「なにも変わってないじゃない」

 

厳しくも温かい友達のいった言葉を、自分自身に問い直すものとして使っている。

 

校正も校閲も添削も仕事としてきた。

文章のしごとではある。

 

でも、物語として形をなしたものは書いていない。

 

「なにも変わってないじゃない」

 

折に触れて自分に問いかけてきた言葉。

 

「ううん、違うよ」

 

ここから、こう自分に答えたい。

 

文章に正直であること。

 

さらに言うなら。

 

自分が形にしてこなかった、そして形にするのが怖くもあった、物語を書くこと。

 

そこに正直になろうと思う。

 

そして11年前には知らなかった写真の世界。

 

何かできることが、必ずある。

 

なんだかまとまりがないけれど、

 

これから正直に、一回一回、表現していこうと思う。

 

 

 

 

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