【つぶやき】鯖人さんと遺伝子編集を考えてみる

過去投稿分(2016年12月~2023年12月)
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世界がSFになっているんだなぁ。

 

Netflixの「世界の今をダイジェスト」の「遺伝子編集」を観た時の感想です。

 

更新さぼりました。いかがお過ごしでしょうか、emiです。

 

世界の今をダイジェストは、巷で話題の社会現象を検証するシリーズです。ダイエットの落とし穴や一夫一婦制などなかなか興味深いのです。(”好きは感情だけど、結婚は社会制度だから齟齬が生まれる”に興味惹かれました。やさぐれ!)

 

DNA編集ではトピックとして、「生まれてくる子供のDNA配列や、その配列の影響もかなりわかるようになったらどうなるのか」という話が出てきたのです。

 

SF!!SFの世界だ!

 

こわい。まさにパンドラの箱。疾病を極力除きたい、とか、学者になれるような優秀な頭脳をつけたい、とか人間が選び出せるようになったらどうなるのかな。

 

そこで、鯖人(さばと)さんです。

鯖人さん。

彼は高橋留美子さんの漫画、「境界のRINNE」の主人公りんね君のお父さんなのです。

鯖人さん、死神と人間のハーフなんですが、騙しがみカンパニーという魂相手の会社を起こすも、働くのが大嫌い。真面目に働けば目から血涙を流すほど。挙げ句にこさえた借金の返済を全部息子のりんね君に押し付けて終了。今日も美人秘書と一緒に新たな負債を作り続けているという、いわば、

 

ゲス人間界のエリート中のエリート

 

りんね君は健気にも高校のクラブ棟に住みつき、内職をしながら借金返済に勤しむのでした。

 

働きアリの法則がありますね。働きアリのうち、本当に働いているのが全体の8割で、残りの2割はサボっているという説です。

では働かない2割のアリを群れから除くとどうなるか。働いていた8割のアリの中から2割のサボりアリが出てくるそうです。

一緒に働いている人からしたら冗談やめて~のはなしですが、全体からしたら怠け者も存在する意味があるというやつです。

 

鯖人さんはおそらく、この2割に当たるかと思われます。

 

ということは。

 

倫理上の問題はさておき、これから本当に生まれてくる子どものDNA配列がわかり、両親がそれを編集することが法律的に可能になったら? 

 

それでもし、鯖人さんの両親が、生まれる前の鯖人さんのDNA編集を行ってしまったら?

それにより、本来だったらゲスのトップエリートで怠け者の鯖人さんが、まじめに働く人間になってしまったら?

 

そうしたら、鯖人さんが属する社会全体のバランスはどうなっていくのでしょう?

 

社会は一人ひとりの構成員でなりたっています。

怠け者が一定数いることが、生き物の必然なら、必然を必然とできなくなった社会は、違う形のいびつさが大きく出るのでは、と思うのです。

 

なので、やはり鯖人さんがゴールデンゲスでありつづけられる世界がやはり大切だとおもうのです。

 

もちろん、境界のRINNEの中でも、鯖人さんは最後までゲスの極みでしたよ!

 

悩んでも、ぐしぐししても、どうしようもないものを沢山持っているのか人間だし、そーんな感じのゆるさで自分にも人にも接したいとおもうのでした。

 

それでは、素敵な1日を♪

 

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