自粛中のアイドル⭐︎

過去投稿分(2016年12月~2023年12月)
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雨振りの日が続いている。体を動かさないのが気持ち悪いので、強引に歩いてきた。
足元はぐっしょり濡れたし、白いスニーカーは泥まみれになったけど、気持ちはスッキリする。
自分が外に出ている時に限って雨足が強いのはもはや法則に近いのでは。
竹戦士の錚々たる姿である。竹坊と竹尾と竹千代が、先輩竹の竹虎、竹之丞、後輩のたけのこといっしょに旅をするとしたらどうなるんだろう。日本の名前って竹から取ったものが本当に多い。

雨が続く。雨粒ぴっちょんぴっちょん。

雨の中だけど、新しい発見もある。私の日課にしている公園と川沿いの道には野良猫に定期的に餌をあげている、野良猫マスターがいる。
けれど、マスターは実は一人ではなく、複数人いたことが最近の調査(散歩)でわかった。それが年配のお兄様3人衆だ。彼らは餌や皿などの猫さまセットを自転車に入れて持参する。野良猫が餌を食べ終わったら一式を片付けて撤収するのである。

黙々と餌をあげている女性マスターに比べて、お兄様3人衆は常に猫に話しかけている。ほうら餌だよ、よしよしいいこだ、おたべ、食べないのかい……。3人衆、目に入れても痛くないほどのデレデレっぷり。猫を囲んで世間話をしている。3人衆にとって、愛情を注げて、友達とも繋がれる公園の野良猫はアイドルだ。

今日はいなかったけど、公園も人手が増えてきて、小学生高学年や中学生くらいの男の子たちが自転車で走る姿も見かけるようになった。とにかく気の合う友達とつるんでいたい年頃だね。女子は見ないから、密になる場所が違うのかな。
「おれ、世界で一番かわいいのはガッキーだ。ちかづく奴らの××を一人ずつ◯していってる。あ、今どん引いたろ」
と、熱烈なガッキーファンの男子中学生と若干物騒な話を聞いてどん引きしている友達との会話場面にも遭遇できた。あれが噂に名高い中二病。目の当たりにできて光栄です。個人的には恋ダンスの頃のガッキーが一番可愛いと思う。資源の有効活用とニーズががっちり組み合わさることの大事さよ。これからも世界中に中二病を増やせるアイドル街道を驀進していただきたい。

6月で放送が一旦休止となるまでのわずかな間だけどエールからも引き続き目が離せない。おかげで家には古関裕而さんと古賀政男さんのブームが到来。物語は今早稲田大学第一応援歌「紺碧の空」誕生にまつわるエピソードがかかっている。主人公の裕一(モデルは古関裕而さん)が勤めるコロンブスレコード(モデルはコロンビアレコード)の同僚木枯君のモデルが古賀政男さん。

劇中に古賀政男さんの「影を慕いて」「丘を超えて」が出てくるので、親子で歌うようになった。音痴だけど気にしていない。気にしていたら歌えないのである。ちらりと同時代の西條八十さんの名前も出てきたりとエールには燃え要素が散りばめられていて面白い。紺碧の空、歌えるかしら。朝ドラシリーズもエールの登場人物のモデルも、私たちの毎日に潤いを与えてくれるアイドルたちだ。

あるいて植物も人も見て、歌って残念料理を作ての間に散りばめられているアイドルたち。ほんとうにすてき。ありとあらゆるアイドルの助けを借りてご機嫌にもってゆくのが自粛開けを待ち望んでいる時期には大切だなと思う。

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