「社長に甘えるときもあります」
なんと!
「社長は私が全力で守って差し上げます」
ふむふむ。
仕事の帰りにふらぁっと本屋に立ち寄りました。
いつもどおりの行動。このまま行けば、帰宅ラッシュ時間帯よりも少しだけ時間をずらした電車に乗れる。
長い髪の毛が顔に密着することも、つり革を掴んだ腕と腕が密着することもない距離が保てる。
でも、なんとなくそのまま帰る気にならなくて、ぶらぶら散歩していたのです。
たまたま目に入ったのは雑誌のコーナー。
普段はあまり雑誌に目を通しません。たまにふらっと読む程度です。
「秘書の仕事、表と裏」特集。
紙面には見目麗しい秘書女性のインタビュー記事が写真つきで掲載されていたわけですが。
「社長にあまえる時もあります」
なんと!?
「社長は私が全力で守って差し上げます」
ふむふむ。
おおっ! なんだろう、この、ほんにゃりした感じは……!
雑誌の読者対象は30~50代のビジネスマンです。
しかも秘書特集は第8弾。好評特集なのです。
ということは、美人秘書に尊敬され、甘えてほしいという男性が多いということなのでしょうか?
ちなみに知人の秘書の子は、ボスが仕事中に寝てるから消しゴムなげて起こしてるよっ。
「うちのボスまた寝てるんだよ」
しかもしょっちゅう消しゴムなげるから、ボスのデスク周りは消しゴムだらけだよ。
そもそも私自身も男性雑誌を選ぶのはどういうわけなんだという疑問は置いておいて。
リアル秘書の日常と雑誌の秘書のイメージの差が激しすぎてびびったのでした。
どっちが本当なんだろう。
どちらも本当なのかもしれないけど。
見当もつかないから妄想秘書でも考えてみようかしらん。
妄想の秋!!