ごたまぜのこのブログも、気づけば二ヶ月ぶりとなります。
犬吠埼からいち早く初日の出が昇り、平成最後の夕日が与那国島に沈む世界で、
少なからず私にもいろんなことが起こります。
結果としてではあるけれど、約8年の間に携わってきた校正の仕事を大きく離れることになりました。
長年親しんだ仕事でした。
この仕事を選んだからこそ出会えた人たちがおり、
職場を離れても個人的なお付き合いに繋がっていった方たちもいます。
学校が、というよりも学校のシステムがどうにも好きになれなかった自分には、
学生時代よりも働き始めてから繋がっていったお付き合いの方がよほど多い。
多くの人と出会うのです。途中で合わない人と会うことだって当たり前です。
それでも、一つひとつ出来てきたつながりは、今までの私を確実に支えてきてくれました。
ありがたい限りです。
デザインをするのか、設計をするのか、イベントを立ち上げるのか。
それぞれに無理なくできる仕事は違う。
違うけれど、どの仕事でも人と関わることには変わりはありません。
もしかしたら、その人なりにできる仕事がメインなのではなく、
人や社会と関わっていくためのツールにすぎないのかもしれないと思ったりもします。
さてどちらなのか。
時にはくやし涙も流す。猛烈に腹も立つ。言われたことを引きずることもある。
手を差し伸べたり差し伸べられたりもする。慰められたり、励まされたり、勇気付けられたり。
どこまでも味わうことは豊かにあります。
でもそれも、人と関わるからなのです。
だから、私は自分が経験したことを無駄だなんてちっとも思いません。
その上で校正を主として働くことに終止符を打とうと思います。
決して今後校正をしないということではありません。
言葉に関わることは変わりません。
でも、ここからは関わり方が大きく違うということです。
長年親しんだこと、繋がってきた人が多いことから身を引くことはとても怖い。
正直に言うのなら。
けれど。
ここから自分も大きく変わる時だと感じるから動くのです。
そう教えてくれたきっかけは、マイナス4キロと示した体重計でした。
またしても体重かい。
私は去年3月のブログにこう書きました。
体重62キロと47キロをいったり来たりしている間に、生きることがどんどん面白くなってきた。失ったことも取り返しのつかないこともある。でも、今生きていることがいちばんたのしい。これから薄手の季節を迎える。ますます、生きることを楽しんでみようと思う。
この時は、まさか自分が校正の仕事を大きく離れることになるなんて思っていなかったんですけどね。
今まで大きくお世話になってきた校正・校閲の仕事よ、ありがとう。
さて、体重が極端に増減したり、スニーカーに穴があいて雨水が染み出したり、クリスマスに弟と成田山新勝寺にいったり、酔っ払って被害者にヘンテコメールを送ったりするこのブログ、というかわたくしの人生(どんな人生だ)です。
令和になりましても、お立ち会い、お立ち会い。