正月があっという間に過ぎさってゆく。
いろんな働きかたがあるとおもうんですが、どうやって意識が正月から日常に切り替わっていくんでしょうかね。やっぱり仕事が始まるのがきっかけでしょうか。
今年は思いっきり実家で食器を洗い、料理を作り、とろとろと過ごしました。
正月突入してから、売れ残ったなんちゃっておせちセット(紅白かまぼこ、ナルト、出汁巻卵、栗きんとん、黒豆)を買ったり、鍋物やラーメンを作ったり、ぼんやり過ごしたのです。
あと、箱根駅伝で蒲田と六郷あたりに差し掛かったときにシン・ゴジラ!シン・ゴジラ!と勝手にテンションが高くなりました。
初詣にもいかず、年末にひいた風邪をずるずると引きずりながらも、朝がきて、昼がきて、夜がくる。朝の食器洗い、昼の食器洗い、夜の食器洗い。ひたすら単調とも思えるいとなみ。
正月ってなんなんでしょうか。
正直言うと、ゆく年くる年あたりで正月がクライマックスを迎えたように感じていたのです。
店がどこもかしこもしまっているけど、近所の公園にいけば凧揚げしてる親子連れも、散歩している夫婦もいる。親戚で集まることも今年はないし、なんとかLINEやメッセンジャーで新年の挨拶を送るくらい。
それでも、新年も4日目になると、ゆるゆるっと通常の気配が入り込んできます。
ああ、名残惜しい正月の三日間。めずらしく家にひきこもっていたいと思った、何ら生産的でも創造的でもない、ひたすら続く朝昼晩。まだまだ味わっていたかったなあ。
もしかすると。普段やらないことをし続ける特別な時間帯こそが正月ってことなのかもしれません。やっていたことはごぼごほ咳をしながら食器洗ったり、ミートスパゲッティ薄味すぎて失敗したり、玉ねぎに涙流すくらいだけど。
でも、そうして過ごした非日常の時間帯が、日常に戻ろうとする自分に力を与えてくれている気がするんですよね。
さようなら2019年のお正月。最高に楽しかった。そろそろゆるゆるながらも始動です。
まずは去年塩加減を間違えて大失敗した七草粥のリベンジ!
今年一年、よろしくお願いいたします。