もう先週の日曜日のことになる。
雨の降る中、「生活のたのしみ展」に行ってきた。
同展は一言でいうと臨時の商店街になっている。
恵比寿ガーデンプレイスに服や食べ物や文房具や食器といった、
生活に欠かせない道具たちが並ぶイベントなのだ。
きっかけは「20歳の自分に受けさせたい文章講義」という本。
平明な文章でわかりやすく文章の書き方について教えてくれるので、そうだったのね!と目から鱗ばかり落ちてしまう。
その著者である古賀史健さんが今回の「生活のたのしみ展」
お目当ての1つにバルミューダさんがあった。
めちゃくちゃ美味しいトーストが焼ける、高級トースターなのです。トースター1台が2万円代。た、高い。魅力的がゆえに、手が出せない麗しのトースター。そんなバルミューダ(以下バルさん)で焼いたトーストが食べられるそうなのだ。
会場はガーデンプレイスの名前通り、左右から商業施設の入った建物に挟まれている中庭みたいな場所だった。しかし、カタカナでいうとイメージがぐっとよくなるのは何故なんだろう。
大きなルーフで覆われているとはいえ、風に煽られた雨が吹き付けてくる。
バルさん♪
バルさん♪
バルさん♪
夕方からはチーズポテトでした。
トォーストォォオーーーー!
悲しみに暮れながらも、ポテチにチーズをかけてバルさんでトーストしたものをモクモクと食べた。
お、美味しい。
調理方法なんて、いたってシンプルな筈なのに。ポテチにチーズなはずなのに、なんでこんな絶妙な食感なの。伸びたチーズがポテチとポテチをくっつけて、やたらとおいひい。
美味しい美味しいとモクモク食べていたら、店員のお姉さんが売れ残ってきているからと、オレンジジュースをくれた。
売れ残ってきたとはいえ、ほんとうなら有料のはずである。バルミューダのお姉さん!略してバル姉さん!ありがとう!
ものごとって自分の捉え方しだいなんだろうな。雨が頬や首にあたっていることも、トースターを食べ損ねたことも(リサーチしようよ)、事実だ。
でもポテチが美味しいのも、バル姉さんにオレンジをもらったことも本当だ。
いくつも事実が並んでいるけど、どれを取り上げるかは選べるんだ。
なら、いつでも、ポテチが美味しかったのと、バル姉さんにオレンジジュースもらってしあわせ~な方に私は焦点を当てたい。
今日も良い1日をお過ごしください。